朝の通勤で気づいたこと
今日は復職初日でした。朝は不安や緊張が強く、電車に揺られながら「本当にやっていけるのだろうか」と思考が走り出しました。途中、電車の遅延もあり、満員電車で立ちっぱなしの時間が続きましたが、そのとき「これは思考が暴走しているサインだ」と気づき、頭の中でラベリングしてポイっと投げるイメージをしました。不思議と体の緊張がゆるみ、空いた席に座れたことを「ラッキー」と思える余裕も生まれました。こうして「今ここ」に意識を戻すことの大切さを改めて感じました。
引き継ぎから学んだこと
午前は訪問部の引き継ぎに立ち会いました。担当していた方はとても丁寧に業務を説明してくれる一方で、細かいところまで気を遣いすぎるあまり、仕事に時間がかかってしまっている印象でした。毎日1時間半以上の残業が続いていると聞き、「真面目さがかえって自分を追い詰めてしまうこともあるのだな」と学びがありました。私は効率化を考える癖があるのですが、今日は口を出さず観察に徹しました。
急な予定変更と向き合う
一方で、職場の中には押しの強い指示や急な予定変更が飛んでくる場面もありました。以前の自分なら反発心が強く出て疲れてしまっていたと思いますが、今日は「まぁいいか」と受け流せたのが良かった点です。巻き込まれすぎず、自分のやるべきことに集中する。これは今後の働き方の軸にしていきたいと感じました。
書類運用の現実を知る
午後になると、書類の運用がほとんどされていない実態を知り、驚きを隠せませんでした。本来であればすぐに是正が必要な状況です。ただ、これは私の責任範囲ではなく、ここで怒りや不安を抱え込んでも自分が疲弊してしまうだけ。そう気づいて「残念だな」と受け止めつつ、ポイっと捨てました。必要以上に背負い込まず、自分の担当分だけを適正に回す。それが今の私にできる最善だと思います。
前職との比較と後悔の気持ち
ただ、前職と比べてしまう気持ちはどうしても出てきます。近くて通勤も楽、給与も今より良く、定時で上がれた環境。復職初日の混乱した現場を見て「やっぱり戻りたい」と思う瞬間もありました。でも、これも疲れているサインだとラベリングできたことで少し落ち着けました。結論を急ぐ必要はなく、今は「続けられるかを試すリハビリ期間」として捉えるのが健全だと感じます。
人の特性を理解するという学び
今日一番大きな学びは「人の特性を理解すること」です。エニアグラムの本に「嫌な人も、そうでない人も、それが特性からくると知れば興味に変わる」とありました。実際に、細かく気を遣いすぎる人も、押しの強い人も、それぞれの特性からそうなっているのだと見れば、不思議と心の余裕が生まれます。そして、自分自身も効率化や分析をしすぎる特性を持っている。その両面を受け入れることで、相手に巻き込まれずにいられると実感しました。
まとめ:復職初日の合格点
復職初日を無事に終えたことだけでも十分合格。明日はまた新しい業務に同行しますが、巻き込まれずに自分のペースを守りながら、省エネで取り組みたいと思います。そして何より、家に帰って子供と野球の話をする時間が、何よりのご褒美です。これが私の毎日の楽しみであり、明日へのエネルギーになります。
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