感情に振り回されない自分へ。エニアグラムから学ぶアンカーの作り方

最近、友人との何気ない会話の中で「エニアグラム」の話題になりました。
診断を受けると私はやっぱりタイプ5。思考に入り込みやすく、頭の中でグルグルと考え続けてしまう特性に強くうなずいてしまいました。

そのとき友人に言われた言葉や診断結果を振り返る中で、「自分を守るためのアンカーが必要だ」 と気づいたんです。
そして浮かんできたのが 一息、嵐の中の凪 という言葉でした。

この言葉を合図に呼吸を深めて、すぐに行動を整える。
実際に作ってみた「凪カード」は、思った以上に効果がありました。
そして驚いたのは、その方法を翌日、家族とのやり取りの中で自然に実践できたことです。

目次

友人とのエニアグラム会話

友人との会話の中で出てきたのが「エニアグラム」という性格診断でした。
タイプは全部で9つあるのですが、診断を受けると私はやはり タイプ5(調査・探求を大切にする人

結果に書かれていた「されて嫌なこと」に強く共感しました。
例えば、急に答えを求められること
また、自分のペースを乱されること に、とても強いストレスを感じるのです。

振り返ってみると、これは過去の職場で何度も経験してきたことでした。
「どうして自分だけこんなに反応してしまうのだろう?」と悩んでいましたが、エニアグラムを通じて 「これは性格の特性なんだ」 と理解できた瞬間、少し安心したのを覚えています。

友人との対話は、自分をラベルづけするためではなく、
特性は直すのではなく活かすもの と気づく大切なきっかけになりました。

私は実際にいくつかの無料診断サイトを試してみました。
例えばこちらのサイトでは、簡単にエニアグラム診断を受けることができます。
エニアグラム診断(HoyMe.jp)

嵐の中の凪カードを作った体験

エニアグラムの気づきをきっかけに、私は自分なりの「アンカー」を作ってみました。
それが 一息、嵐の中の凪 という言葉です。

心の中でこの言葉を唱えると、感情に巻き込まれそうなときでも一歩引いて自分を整えることができます。
実際にやったのはとてもシンプルで、

  • 深呼吸を3回する
  • 「一旦、整理したいので時間をください」と口にする
  • ノートに思考を書き出す

これだけです。

でも、やってみて驚いたのは 「思考の嵐」が静まって、自分がどう動くべきかを冷静に選べるようになった ことでした。
「嫌なパターンに入っている」と気づいたときにすぐ行動を変えられる。
そのための合図として、この凪カードは私にとって大きな支えになっています。

家族での実践

この「凪カード」を作った翌日、さっそく家族とのやり取りで試す場面がありました。

普段、私は家族との会話の中で、つい感情に反応してしまうことがあります。
特に急に意見を求められたり、強い口調で迫られると、頭が真っ白になったり、逆に心の中で反発してしまうのです。

そのとき、「あ、これは嫌なパターンに入っている」 と気づけました。
すぐに深呼吸をして、心の中で 一息、嵐の中の凪 と唱えたのです。
そして、「ちょっと整理したいから、少し時間がほしいんだ」 と伝えることができました。

すると、不思議と場の空気が変わりました。
自分が感情的に反応せずに済んだことで、相手も落ち着きを取り戻し、会話がスムーズになった のです。

「カードを作った次の日にすぐ役立つなんて…」と自分でも驚きました。
けれど、それくらい 自分の合図を持つこと が大きな効果を発揮するのだと実感しました。

まとめ

今回の体験を通して強く感じたのは、
自分の特性を直すのではなく、理解して活かすこと の大切さです。

エニアグラムは単なる性格診断ではなく、
「自分はどんなときに不健全なパターンに入りやすいのか」
「どうすれば健全な反応に切り替えられるのか」
を気づかせてくれるツールだと思います。

私にとっての合図は 一息、嵐の中の凪 という言葉でした。
誰にでも、自分を整えるための言葉や行動のスイッチがあるはずです。

読んでくださっているあなたも、もし 感情に振り回されるな と感じたら、
ぜひ自分だけのアンカーを見つけてみてください。
それは、日常の人間関係や家族との会話をぐっと楽にしてくれるかもしれません。

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この記事を書いた人

訪問歯科に20年携わり、心理学やキャリア支援を学んできたキャリアコンサルタント。日常の気づきをアウトプットしながら「不安から安心へ」「思考から行動へ」をテーマに発信しています。

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